校舎の生まれ変わり

「山鹿らしさ」を、設計に落とす

改修の設計は、株式会社SPACEさんにお願いしました。

はじめに出したお題は「山鹿らしさを出したい」でした。いま振り返ると、ずいぶん漠然とした注文だったと思います。

地元の人とビジネスマンが、同じ空間にいる

難しかったのは、想定する利用者が一種類ではないことでした。

平日の昼はノートPCを開く人がいて、週末は地域の子どもがグラウンドを走っている。企業の合宿が入る日もあれば、BBQで140名が中庭に集まる日もあります。同じ建物で、これを全部やる。

どちらかに寄せた内装にすると、もう一方が入りにくくなります。ここをどう解いたかは、動画で話しています。

第3回ゆるっとトーク前編 ― デザインで山鹿らしさを表現

資金調達、ゾーニング、用途変更

設計の話は、内装の話だけでは終わりません。

学校を宿泊施設にするには用途変更が要ります。どこを宿泊にしてどこを事業用にするかで、必要な工事も許可も変わります。そしてそれは、資金の出どころが決まらないと確定できません。

この3つが互いに依存しているので、どれかひとつを先に決めることができない。ここがいちばん苦労したところです。

第3回ゆるっとトーク後編 ― 廃校活用は何からすべきか

「iReactionベース」という案があった

そもそも、この施設をどういう名前で呼ぶかも決まっていませんでした。

イノベーション、レクリエーション、アソシエーション、コミュニケーション、エデュケーション。「〜ション」を5つ並べた案が最初にあって、それを施設の構成にしようとしていた時期があります。

さすがにダサかった、と本人が言っています。

第2回ゆるっとトーク前編 ― iReactionベースの正体
「山鹿らしさ」を、設計に落とす|YAMAGA BASE